川崎市教育委員会は、国史跡「橘樹官衙遺跡群」内の影向寺境内で、7世紀末~8世紀初め頃と推定される「幢竿支柱跡」を確認したと発表しました。幢(はた)を掲げる棒を支えた痕跡で、神奈川県内では2例目といいます。

確認は、令和7年11月14日~12月5日に行った影向寺遺跡第44次調査で実施されました。幢は仏教儀礼で用いられる装飾旗の一種で、支柱跡の発見は境内で儀式が行われた可能性を示す材料になります。

成果は、橘樹官衙遺跡群と下寺尾官衙遺跡群の同時国史跡指定10周年に合わせ、令和8年1月31日に川崎市役所本庁舎で開かれる記念シンポジウムで報告されます。定員は200人で、参加無料、事前申込不要の先着順です。

市教委は、講演や事例報告、パネルディスカッションを通じて、古代東国における仏教の受容や地方寺院の役割について議論を深めるとしており、影向寺を含む地域の古代寺院像の理解が進むことが見込まれます。

【イベント情報】
イベント名: 橘樹官衙遺跡群・下寺尾官衙遺跡群同時国史跡指定10周年記念シンポジウム
テーマ: 古代東国における仏教の受容と寺院
日時: 令和8年1月31日(土)10:00~16:50(受付開始 9:30)
会場: 川崎市役所本庁舎2階ホール(川崎市川崎区宮本町1番地)
詳細URL: https://www.city.kawasaki.jp/templates/prs/880/0000183571.html

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